
今現在、お子さんの自宅学習の時間が今までに比べて格段に上がっていますよね。
塾や図書館などで勉強を頑張っていた子ども達も、今はなかなかそれが難しい状況です。
親としても、新学年になっていきなり勉強の遅れが出て、心配している方も多いのではないでしょうか。
そんな中でも家で勉強をしっかり進めたい、でもどうやって進めたらいいかわからない親御さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、家で効率的に勉強をするコツと、捗らない理由、自宅でできることのメリットをご紹介します。
実はこれ、テレワークが捗らない大人にも効果あるかもしれません!?
(ただし、小さい子どもを見ながらテレワークをしている方は除きます。お疲れ様です!)
Contents
家での勉強を効果的にするコツ

家で勉強するときの悩みのタネは、何と言っても「集中できない」ことではないでしょうか?
親としては、子どもが「自分からやらない」ということも困りごとの一つですよね。
そこで、親子で協力して行う3つのポイントを紹介します。
1)タイムスケジュールを決める
簡単に言うと、時間割を決めてしまいましょう。休み中の自宅学習であれば、ある程度学校の時間割に沿ってもいいと思います。
時間の長さもそうですが、『今日やる内容』も決めておくことも大切です。
そうすることで、ただダラダラこなすだけを防止できるし、やることを明確にすることで目標ができます。
人間がちゃんと集中できる時間って、実は30分ほどしかなくとても短いんです。
だから学校の授業が1コマ45分と言うのは、ちょうどいいんですね。
始める前に教科ごと『今日やる分』の課題を意識し、タイマーでしっかりと時間を区切るだけで、自分に対して課したことへの集中が違ってきます。
時間を区切り、休憩時間も挟むことでダラダラとする時間をなくしましょう。
2)机の上には何も置かない
自分の部屋で勉強するとしても、リビングなどでするにしても、極力机の上には何も置かないようにしましょう。
とにかく机の上には、気が散る要素を置かないことが大切です。
自分の部屋でする場合には、机の上を片付けてから始めましょう。
スマホや漫画などは置かないのはもちろんのことですが、教科書や参考書だとしても、教科ごとに切り替えるようにしましょう。
そのために、先に述べたようにタイムスケジュールを決め、都度切り替えて行いましょう。
3)やること宣言
なんとなーくやるのをやめましょう。
学校でも始業チャイムがあるように、「今から〇〇を始めます!」とお子さん自ら宣言してもらいましょう。
これは『宣言効果』とも言われ、声に出して目標を言うことでその目標を達成しやすくなると言うものです。
これには2つの効果があります。
- 自分にプレッシャーをかけることができる
- モチベーションを上げることができる
宣言することで、やらなくちゃ!と言う気持ちと、周りに知らせて注目されることで意欲が向上します。
お子さん自らが宣言したら、タイマーが切れるまでは口出しはやめましょう。
せっかくのモチベーションが落ちてしまいます。
家で勉強が捗らない理由

勉強に集中できない、捗らない理由。
自分が学生だった頃を思い出せば見えて来ます。
私もなかなか集中できなかったなぁ・・・。笑
家で勉強する時は、まずお子さんが勉強する環境を整えることから始めましょう
1)誘惑が多い
スマホ、ゲーム、漫画、テレビ、お菓子・・・
あとはテスト前、なぜか掃除を始めたくなる。そんなことありませんでしたか?笑
とにかく誘惑が多いですね。それらをなるべく遠ざけることが大事です。
先にも述べたようにまずは机の上や近くにそれらは置かないことが原則です。
そして普段からしっかり整理整頓しておく。
そうするだけでまず気が散るものがないので集中できます。
そして環境を整えたら、家族も無駄に声をかけるのをやめましょう。
タイムスケジュールを立てて共有し、休憩時間や教科の切り替え時に話したり、様子を見るようにするといいのではないでしょうか。
2)緊張感がない
家はリラックスできるところですよね。
先生がいて授業するわけではなく、また誰が見ているわけでもないので、緊張感はありません。
そこでわざと自分の部屋で行わず、リビングなど誰かの目の届くところでするのもいいでしょう。
そこで先に述べたように、「やること宣言」をして、課題・目標を掲げることで少しのプレッシャーを自分に課し緊張感を持って取り組むことができます。
家で勉強することのメリット

学校や塾だけでなく、家でも勉強がしっかりできるようになることには、こんなメリットもあります。
小学生のうちにはまだ見えてこないことかもしれませんが、中学や高校に行った時や、受験勉強の時に差が出てくることだと思う3つが挙げられます。
1)時間の有効利用ができる
何と言ってもこれが大事になってくるのがテスト前や受験生です。ちょっとした隙間時間さえ集中して有効に使える子は伸びます。間違いなく!
家でできるということは、移動する手間がないので稼働するまでの時間が短く、思い立ったらいつでもできます。
そういう行動にすぐに移せる集中力は、一朝一夕でできるものではないと思います。
ですので、小さいうちからどこでも集中できる練習をしていくのは大切だと思います。
2)声を出した勉強ができる
何の教科でも、黙読より音読の方が集中できます。
というか集中しています、すでに!
読書をしていて、文は追ってるのに内容が入ってこないことってないですか?
これでは全く意味がありませんよね。
単語や文章を理解していないと声に出すことはできないため、それ自体が集中の目安にすることもできます。
そしてこうやって覚えた記憶は、長期記憶にも残りやすいため勉強したことが定着しやすくなります。
また、今年から小学3年生から英語の授業が始まりますね。
現在は新型コロナウィルスの影響で休校措置が取られていますが、学校が再開されれば英語の授業も始まります。(2020年5月GW現在)
この英語の授業で3年生からは「聞く」「話す」ことが授業内容になってきます。
ということは声を出せる環境が必要になりますね。
英語に関して、日本人は話すことが苦手とされています。
理由としては、恥ずかしいとか慣れていないことが挙げられます。
また英語だけでなく、国語の音読も苦手な子は、やはり恥ずかしいという理由があるのではないでしょうか。
こう言った理由の克服に、まずは自分1人で声を出す練習ができること。
それから身近な家族が聞いている中でできるようになる段階を踏むことで、だんだんと恥ずかしさは無くなってくのではないでしょうか。
3)動きながら勉強できる
先ほどの声に出しながらの勉強と同じように、動きながらの勉強も記憶の定着が大きく期待できます。
他の刺激と組み合わせることで、脳の活性化にもつながり記憶は定着しやすくなります。
じっと椅子に座っているのが苦手なお子さんや、決めた時間内だけど少し気分転換がしたい時には席を立って少し歩くのはうってつけだと思います。
まとめ:家でも効率的に勉強して『できる』を増やそう!

今現在、学校が休校中で勉強の遅れを心配している親御さんは多いことでしょう。
しかし、ただ「勉強しなさい!」と言ったところでお子さんには何も響かないのが現実です。
むしろその一言はやる気を削ぐ一言になりかねません。
自分からできる子になって欲しい気持ちはわかります。
でも最初からできるわけではありませんし、やり方がわからない子の方が多いです。
私たち親がすることは、まず『環境を整えること』、そして『やり方を教えること』ではないでしょうか?
一緒の時間が増えたこんな時だからこそ、一緒に勉強していきませんか!
それではまた☆