
子どもが寝ている間に歯ぎしりをしている。
ギリギリギリ・・・と音も気になりますが、一番気になるのは「歯や顎に悪い影響はないのか?」ということと、「もしかしてストレス溜まってる?」ということではないでしょうか?
実は我が子も絶賛歯ぎしり中でございます・・・。(毎晩すごい笑)
そこで今回は、子どもが歯ぎしりをする理由と、歯医者さんを受診する目安、そして実際に我が子の相談をしたお話をしたいと思います。
Contents
子どもが歯ぎしりする理由
大人が歯ぎしりをする場合によく言われるのが、ストレスを感じているからということです。それを聞くと子どももそうなのかと心配になりますよね。
しかし子どもが歯ぎしりをする理由は、大人と違った理由がいくつかあります。年齢によっても変わってくるのでみていきましょう。
1)歯が生えてくる途中でムズムズ
1つ目は歯が生えてくる途中のむず痒さが理由で歯ぎしりが見られることがあります。
一般的には生後6~9ヶ月頃から下の前歯から生えてきます。
よだれの量が増え、なんでもガジガジ噛んでしまう頃です。
この頃は寝ている時だけでなく、起きている時にも上下の前歯で歯ぎしりしている場合がありますが、これは特に心配する必要はないようです。
2)噛み合わせを整えている
幼児期になると、今度は自分で噛み合わせを整えるための歯ぎしりをするようです。
特に、4~6歳頃の乳歯と永久歯が混在する頃には顎も急速に成長するため、結構大事なことなんだそうです。
この場合の歯ぎしりは、永久歯が生え揃って噛み合わせが安定する頃まであると思って良いそうです。
この歯ぎしりも成長過程には必要なことで、次第になくなってくことなので、特に心配はないようです。
歯ぎしりでの受診の目安
ほとんどの場合の歯ぎしりは、成長過程で見られる心配のないものではありますが、こんな場合には一度歯医者さんで相談することをお勧めします。
1)歯や顎に痛みが出ている時
歯の表面が削れ磨耗していたり、欠けていたり破損していることがあります。そうなると痛みが出ていることがあるので、歯医者さんを受診しましょう。
また歯ぎしりが長く続くと顎周りの筋肉を緊張させてしまい、過度に顎関節に負担がかかってしまいます。
顎の痛みがひどい場合、顎関節症の疑いがある為、適切な治療をする必要があります。早めに受診しましょう。
2)永久歯が生え揃っても続く時
乳歯が生えている時には問題ない歯ぎしりでも、永久歯が生え揃ってからも続いている場合には注意が必要です。
永久歯が生え揃ってから日中にも歯ぎしりや食いしばりがある場合、噛み合わせの調整以外に、歯並びの悪さや、顎の位置の不安定さが考えられます。
噛み合わせの悪さや、顎の位置の不安定さは、体全体の姿勢から影響してくるので注意です。片方で噛む癖がないか、頬杖をつく癖がないかなど普段から気をつけましょう。
歯ぎしりの治療としてはマウスピースが使われます。歯医者で専用の型取りをして作り、睡眠時に装着して治療します。
また強いストレスを感じている場合にも日中に歯ぎしりや食いしばりが見られることがあります。新しいことが始まったり、環境が変わった時はよく子どもの様子を見て、そのような仕草がないか確認しましょう。
子どもの歯ぎしりで受診して相談した話

4歳の上の子も、2歳半頃から寝ている間にたまに歯ぎしりをするようになりました。(2020年4月現在)
歯ぎしりを始めた頃、ちょうど下の子の妊娠中ということと、引っ越したすぐ後だったので、ストレスのせいでしているのかと心配になったのを覚えています。
「歯ぎしりはよくないもの」と思っていたので、定期検診で通っている歯医者さんにすぐに相談に行きました。
そこで診てもらって知ったのが、「子どもの歯ぎしりは成長過程で必要なこと」ということと、「歯の欠けや磨耗による痛みがなければ経過観察でOK」ということでした。
どうしても気になるようならマウスピースも考えていいが、型取りや夜間にずっと着けていることは現実的じゃないと言われ、様子を見ることに。
(受診当時2歳10ヶ月くらい)
3ヶ月に一度の定期検診で、虫歯のチェックに加えて歯ぎしりによる欠けや磨耗がないかもしっかりチェックしてもらうようになりました。
その間に一度「前歯が痛い」と言い出したことがありました。
その時は虫歯か、もしかしたら歯ぎしりのせいでぐらついたか?と思ってましたが、異常はなく歯ぎしりに関しても成長過程のもので心配はないとのことでした。
歯ぎしりは今も続いていますが、定期検診と合わせて、仕上げ磨きの時や普段の様子、寝ている時も合わせて日々のチェックもしています。
まとめ:子どもの歯ぎしりは成長過程で必要なもの

大人の歯ぎしりと子どもの歯ぎしりでは意味合いが違い、子どもの場合は噛み合わせの調整や永久歯の位置の調整のために大切なことです。
子どもが生まれて初めて知った子どもも歯ぎしりをするということと、その理由に驚きました。
しかし大きな心配はいらないと言っても、気をつけなければならない年齢や時期もあります。
小学生くらいになると仕上げ磨きもやめてしまったり、子ども側が恥ずかしがって嫌がることもあると思います。
だからこそ、普段の会話を大切にして不安やストレスがないかを見てあげることを大切にしていきたいですね。
そして心配なこと、気になることは必ず歯医者さんで相談して不安を解消しましょう!
それではまた☆